初節句って何をする行事なの？時期は？

赤ちゃんが生まれて初めて迎えるひな祭り、あるいはこどもの日を「初節句」といいます。
ひな祭りやこどもの日には馴染みがあったとしても、初節句はどうやってお祝いしたらいいのかわからないというご両親は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、女の子と男の子の初節句について、お祝い方法や写真撮影についてご紹介します。

まず、お祝いする時期ですが、
子どもが生まれて初めて迎える節句が「初節句」で、女の子は3月3日「桃の節句」、男の子は5月5日「端午の節句」です。

2月生まれの女の子や4月生まれの男の子は、生後間もない時期に初節句を迎えることになるので、翌年に初節句のお祝いをすることもあります。特に決まりはないので、パパや祖父母と相談して、赤ちゃんの成長を見ながら、お祝いの時期を決めましょう。

初節句では、伝統的な飾りつけを行い、祝い膳と呼ばれる料理を囲んで、赤ちゃんの健やかな成長をお祝いします。
女の子の初節句では雛人形を、男の子の初節句では鎧兜やこいのぼりなどを飾ります。

初節句のお食事は、女の子の初節句であればちらし寿司やハマグリのお吸い物、男の子の初節句であればちまきや柏餅などです。

出展：写真AC

初節句の記念写真は誰が撮影する？どこに頼む？

桃の節句や端午の節句は毎年やってくるものですが、初節句は一度きりのお祝いです。
初めて飾る雛人形や鎧兜、お祝いの食事は、ぜひ赤ちゃんと一緒に写真におさめて記念に残しておきましょう。

写真を撮影する場所はどこが良いのでしょうか。
赤ちゃんの月齢や性格、体調にあわせたり、写真に一緒に写る人たちのことを考慮して最適な場所を選びましょう。

自宅での出張撮影

初節句のお祝いを自宅でする場合や、両親以外に祖父母や親せきなどを招いてお祝いする場合は、自宅での写真撮影をおすすめします。
雛人形や鎧兜と一緒に撮影すれば、赤ちゃんだけでなく参加してくださった方々にも良い思い出になります。

自宅での撮影であれば、寒い日や雨の日でも赤ちゃんの体調にあわせてゆったりと撮影できますし、赤ちゃんの自然な笑顔を撮ることができます。ちらしずしやひなあられなどの豪華な料理や雛人形などと一緒に、楽しい時間を思い出に残しましょう。

自宅での写真撮影のポイントは、集合撮影を早い段階で撮ってしまうこと。

赤ちゃんはいつぐずり始めるかわかりませんし、お祝いの席のお酒で誰かが酔ってしまう前にまずは記念撮影をしましょう。

また、集合写真だけではなく、お食事中の写真、おもちゃで遊んでいる写真、おじいちゃんおばあちゃんに抱いてもらっているシーンなど様々なシーンで撮影しましょう。

神社での撮影(屋外での出張撮影)

初節句のお参りを神社などでする場合は、その場で記念撮影をするのもおすすめです。
桜は咲いていないかもしれませんが、ぽかぽか陽気の良い日であれば、春を感じられる素敵な写真を撮ることができますね。

• 神社で撮影をする場合は
• ・予約は必要か
• ・当日の混雑具合
• ・駐車場はあるか
• ・控室、授乳室はあるか
• ・ご祈祷の時間はどのくらいか
• ・ベビーカーでの移動は可能か

上記のことを確認しておくと、当日の移動や赤ちゃんの負担を減らすための準備がしやすいです。

スタジオでの撮影

初節句の記念撮影を写真館やフォトスタジオで撮るのもおすすめ。
写真のプロにお任せすることで立派な写真を残すことができます。

お座りができない赤ちゃんでも専用の椅子に座らせて撮影することができますし、
ひな祭りにちなんだ衣装や小道具を貸してもらえます。

時期が近づくと、人気の写真館やフォトスタジオは予約がとりづらくなります。
前もって準備をし、早めに予約することが必要です。

撮影当日も、赤ちゃんの機嫌が悪かったり、寝てしまったりということがありますので、
事前に赤ちゃんのコンディションを整えてしっかりと用意をしましょう。

エミリィの出張撮影プラン

初節句はどんな服装で撮影する？

和装

日本の伝統的な和装で記念撮影をしたいと考える方、

男の子の袴ロンパースには、着物と袴風、着物と袴と羽織風があります。
袴風の方は、わんぱくな感じでもありますが、きちんとした感じも見られます。
また、羽織がある方は、黒の羽織だとかしこまった感じ、カラーのものだと華やかな感じとなります。

女の子の着物には、着物、被布、十二単風なものなどがあります。
初節句用の着物の多くが、1歳ごろの大きさに対応したサイズとなっています。

また、着巫女さん風、平安のお姫様風の長めの羽織つきのものなどかわいらしいものが色々あります。
袴や着物も柄、色とも多くの種類がありますので、好みのものを探すのもよいですね。

着物の部分の柄として多いのは、花柄や矢柄、白などです。
花といっても小花から大きめの花などがありますので、袴部分の色と合わせて、選びましょう。

月齢が小さい子は、着慣れないものを着ること自体を嫌がる可能性もありますので、購入、レンタルどちらにしてもよく考えましょう。
撮影だけと割り切るなら、短時間なんとかして着せて写真を撮るのもよいかもしれません。

赤ちゃん用の着物は、紐1本での対応や3点を結べばよい、上下が分かれているもの、
袴はズボンのようにはかせるだけなどママも着せやすく、できるだけ赤ちゃんの負担が少ないようにとの配慮がされています。

赤ちゃんがぐずったとき、撮影後すぐに着せられるかわいい服も用意しておくと安心です。

洋装

初節句は日本の伝統的な行事ですが、洋装でも素敵な写真が撮れます。

ドレスは比較的、安価なのにかわいいものが多いのが特徴です。

女の子が生まれたら、一度はヒラヒラしたかわいらしいドレスを着せてみたいと思うのではないでしょうか。
ドレスは、色・デザインとも豊富。

ドレスは着せるのも脱がせるのも、おむつ替えも簡単なのが利点です。
同じデザインなのに色が違うだけで、かわいらしかったり、上品だったりと雰囲気が変わるのがよいですね。

さまざまな商品があるネットで購入することも多いと思いますが、
デザインによって肌に当たる部分が固い、または肌を痛める素材でないかを確認してください。

出展：写真AC

撮影：Life Smile Photo

初節句の準備について

初節句の飾りつけ

女の子のときにはひな人形を、男の子ときには武者人形や鎧兜を飾り、外には鯉のぼりを立てます。
いずれの節句も飾りつけは慌てたりしないように、前日ではなく、１～２週間ほど前までに済ませるようにしましょう。

また節句の花である桃は邪気をはらう力があるとされていますので、飾っておくと写真映えもするでしょう。
この時期お花屋さんなどで売られています。

初節句のお食事

初節句に必ずこれを食べなくてはいけない、という決まりはありませんが、
桃の節句の祝い膳には、ちらし寿司とハマグリのお吸い物が並ぶのが一般的です。
その他にも、白酒やひなあられ、ひし餅などを飾り、お祝いします。

また、端午の節句の祝い膳としては、一般的に赤飯やちまき、かしわ餅などを用意するのが習わしです。
縁起のいい海老や鯛なども良いでしょう。

最近はデリバリーやレストランでも初節句用のメニューを出しているところがありますので、ぜひ調べてみてください。

初節句の記念写真をおしゃれに楽しく♪撮影アイディア

雛人形など飾りの前で撮影

初節句での飾り付けの前での写真。
贈ってくれた祖父母の方々にもこの写真をプリントアウトしてプレゼントしてはいかがでしょうか。

出展：写真AC

撮影：soshakan.co.jp

コスプレ衣装

可愛い衣装の写真は残しておきましょう。
あまり動くことのできない赤ちゃんの写真はなかなかバリエーションを出すのが難しいので、衣装で工夫するのがおすすめ。
今だとリーズナブルにオンラインで購入できるものも多いので好みのものを探してみましょう。
簡単なものであれば手作りしても思い出になります。

寝相アート

すぐに大きくなっていくので、まだねんねだけの赤ちゃんも撮影してもらうことで
こんなに小さかったんだなーと後になってからもしみじみ振り返ることができます。
また、小さなおててや足などのアップを残しておくと良い思い出になるのでオススメ。