「ハレの日」の行事には2つの種類があります。
ひとつは年中行事で1年の決まった時期に行われる、お正月や七夕などです。
もうひとつは人間の成長にともなって存在する節目の日に行う、人生儀礼です。
赤ちゃんが誕生してから成長していく過程で様々な節目があります。
それぞれの節目に行われる人生儀礼の席では、子どもが無事に育ち、長生きできるようにと願い、
お赤飯やご馳走を用意して、家族で食卓を囲んできました。
今回は赤ちゃん誕生からの人生儀礼をまとめてみました。
生後7日目:お七夜(おしちや)
赤ちゃんの産まれた翌日を1日目として、7日目にあたる日のお祝いです。
赤ちゃんの誕生以来の無事を喜び、親戚を招いて祝宴を開くこともあります。
また、赤ちゃんの名前を決めてお披露目する「命名式」もこの日に行われるのが一般的です。
赤ちゃんの名前を命名紙に書いて神棚などに飾り披露します。
そして、家族や親戚でお祝い膳をいただきながら赤ちゃんの成長をお祈りします。
出生届を出す期日は生後14日以内ですが、お七夜の日くらいまでに名前が決まっているとよいかもしれません。
赤ちゃんの名前と一緒に写真を残すのもおすすめ。
最近では手形や足形も一緒に残せるグッズなども通販などで販売しているので利用してみましょう。
ニューボーンフォト(新生児撮影)
ニューボーンフォトは新生児フォトのことで、
生後3週間くらいまでのまだママのお腹の中で丸まっていた時のフォルムに近い状態の新生児のうちに撮影します。
可愛いうつ伏せのポーズなどは合成の技術などで加工してあるものです。
デリケートな新生児を扱う撮影は専門知識と経験のあるプロのカメラマンにお願いしましょう。


生後1か月目:お宮参り(おみやまいり)・お食い初め
お宮参り
- 男の子は生後31日目、女の子は生後32日目にお宮参りを行うのが一般的で、地域によって異なります。
- 土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告して、長寿と健康を祈る行事です。
晴れ着を着せた赤ちゃんを抱いてお参りします。生まれて間もない赤ちゃんですので、ひょっとしたらこのタイミングが初めて長時間の外出になるかもしれません。
天候状況、赤ちゃん本人と家族の体調の様子をみて行います。
お食い初め
- 数えで生後100日目に、一生食べ物に困らないようにと祈願するお祝い。
赤ちゃんに食事を食べるマネをさせる儀式を行います。
氏神様の境内で拾った「歯固めの石」を赤ちゃんの歯茎に触れさせて、石のように丈夫な歯が生えるようにとお祈りをします。
お食い初めのメニューはお赤飯、尾頭付きの鯛、煮物、香の物、汁物の一汁三菜が一般的とされています。 - 正式には、白木の三方(さんぼう)、土器の椀皿、柳の白木箸を使用してお膳を盛り付けるとされていますが、ない場合は一般的なベビー食器でもかまいません。
お膳のメニューは、地域によって違いがありますが、尾頭付きの鯛、握り飯、鯛もしくは鯉の汁、煮物、香の物、紅白餅などが一般的です。歯が丈夫になることを願って、氏神の神社で拾った石を「歯固めの石」として添えることもあります。
生後6か月目:ハーフバースデー
ハーフバースデーとは赤ちゃんが6ヶ月のお誕生日のこと。
赤ちゃんにとっても、また新米ママにとってもハーフバースデーのこの日をお祝いするパ-ティが日本でも盛んになってきました。
赤ちゃんは表情豊かになり、可愛い盛りです。
生後6ヶ月は、寝返りができるようになる、人見知りをするようになる、離乳食が始まるなどたくさんの成長が見られる時期で
パパやママにとっては、大変な時期を乗り越え、ようやくペースが掴めてきた一区切りになります。
ハーフバースデーはパパやママにとっても6ヶ月本当にお疲れ様!というねぎらいの日でもあり、初めてのお子様の両親にとってのハーフバースデーでもあります。
まだケーキが食べられない赤ちゃん、でもせっかくだから、可愛いケーキの前で記念の撮影などしたいもの。
近頃はダイパーケーキ(おむつケーキ)をママからベビーに、健やかな成長への願いを込めて手作りするのも人気。
また、離乳食ケーキやお祝いプレートを作ってお祝いする方も増えています。
両親の顔を認識し始めるこの時期、表情も豊かになってくるので、写真を残すのにもいい時期なので
バルーンや、ガーランド、ペーパークラフトでお部屋を飾り付けしたり、「寝相アート」で撮影するなどもおすすめです。
おむつで名前を書いてみたり、衣装を着させてみたり、季節に応じたイベント要素を取り入れてみたり、赤ちゃんが寝ている間に飾り付けしてみたりと、アレンジ次第で様々なことができます。
写真A
生後初の3月3日(女の子):初節句(はつぜっく)
初節句の飾りつけ
女の子のときにはひな人形を、男の子ときには武者人形や鎧兜を飾り、外には鯉のぼりを立てます。
いずれの節句も飾りつけは慌てたりしないように、前日ではなく、1~2週間ほど前までに済ませるようにしましょう。
また節句の花である桃は邪気をはらう力があるとされていますので、飾っておくと写真映えもするでしょう。
この時期お花屋さんなどで売られています。
初節句のお食事
初節句に必ずこれを食べなくてはいけない、という決まりはありませんが、
桃の節句の祝い膳には、ちらし寿司とハマグリのお吸い物が並ぶのが一般的です。
その他にも、白酒やひなあられ、ひし餅などを飾り、お祝いします。
また、端午の節句の祝い膳としては、一般的に赤飯やちまき、かしわ餅などを用意するのが習わしです。
縁起のいい海老や鯛なども良いでしょう。
最近はデリバリーやレストランでも初節句用のメニューを出しているところがありますので、ぜひ調べてみてください。
生後初の5月5日(男の子):初節句
初節句での飾り付けの前での写真。
贈ってくれた祖父母の方々にもこの写真をプリントアウトしてプレゼントしてはいかがでしょうか。

写真AC

撮影:soshakan.co.jp
生後1年目:初誕生(はつたんじょう)
赤ちゃんが生まれてからちょうど1年、1歳の誕生日。
一生食べ物に困らないように、力強く育つように、と願って一升分の餅米でついた「一升餅」を風呂敷に包んで背負わせて歩かせたりします。
餅を背負った子どもが泣けば泣くほど、元気に成長すると言われています。


3歳、5歳、7歳の11月15日に行われる『七五三』
パパ・ママと子どもにとって特別な行事、七五三。赤ちゃんから子どもへと成長して、
昔は、3歳の男の子、女の子はこの日を境に髪を伸ばし始め、5歳の男の子は初めて袴を身に付け、7歳の女の子はそれまで着付けに使っていた紐を帯に変えたとされました。
これは、公家や武家で行われていた髪を伸ばし始める「髪置き」、初めて袴をつける「袴着」、結び帯を使い始める「帯解き」に由来しているそうです。
また、死亡率が高い不安定な時期を過ぎたことを祝うと同時に、大人への第一歩を子ども自身に自覚させるために始まった行事です。


お子様の大切な節目のイベントで家族でお祝いし、
感謝の気持ちやこれからの成長に祈りを込めて大切な思い出をたくさん残してください。